中国の偵察気球に続き、アメリカ軍が3日連続で飛行物体を撃墜しました。
10日金曜日にアラスカ州上空の筒型飛行物体、11日土曜日にカナダ上空の筒型飛行物体、12日日曜日にミシガン州ヒューロン湖 上空の8角形飛行物体をアメリカ軍の戦闘機が撃墜しました。ミシガン州銃空の飛行物体について戦闘機のパイロットは「物体の形は判断できませんが車よりも小さいです。」と通信で言っていました。ミシガン州上空の飛行物体については、1発目のミサイルが外れて2発目で撃墜しました。ミサイルは1発あたり、50万ドルするということです。14日、マーク・ミリー統合参謀本部議長は「外れたミサイルはヒューロン湖に落下し被害はありません。」と語りました。
撃墜された飛行物体の残骸はまだ回収されていませんが、ホワイトハウルによると通信や操縦機能はなく、商業用または気候などの調査用だった可能性が高いということです。NORAD北米航空宇宙防衛司令部は、中国の偵察気球以来、レーダーの監視を強化しており、発見する飛行物体が増えている可能性があるということです。
一方、今月4日に撃墜した中国の偵察気球の残骸に関しては捜索、回収が進んでおり、主要なアンテナやセンサーなど電子機器部分が回収されたということです。バイデン大統領は16日木曜日会見を開き、中国の習近平国家主席と話し合う意向をあきらかにしまし「事実確認のため習近平国家主席とこの件について近く話し合うつもりだが、撃墜したことを謝罪するつもりはない。」と語りました。
ABCニュースによると世界中で毎日1000機を超える数の気球が打ち上げられていて、アメリカだけでも毎日200機の気球が打ち上げられています。空港付近など特別に情報提供を求められる場合以外、飛行計画を報告する義務はないということです。