またスクールシューティングです。ミシガン州立大学のキャンパス内で43歳の男が銃を乱射。8人が死傷する事件がありました。男は精神的なトラブルを抱えていたとされ、大学との関連はがなく、事件後、持っていた銃で自殺しました。
13日月曜日、男が銃を持ってミシガン州立大学構内に侵入し銃を乱射。学生3人が死亡しました。犠牲となったのは、ブライアン・フレイザーさん20歳、アレキサンドリア・バーナーさん20歳、そして、アリエル・アンダーソンさん19歳の3人です。他5人の学生が病院に搬送され、治療を受けていますが重体です。
容疑者は夜8時30分ごろ大学構内に侵入し、授業中の教室でに入り発砲。学生2人を射殺しました。ミシガン州立大学学生は「男が教室に入ってきて3、4発撃った。静かになって30秒~1分ほど経ったところで、クラスメイトが(逃げるために)窓ガラスを割った。」とその時の状況を語りました。その後、容疑者は大学の別のビルに移動し、再び学生に向けて発砲。1人が死亡しました。現場にいた女性は「大勢が走って逃げてきたから階段を飛び降りたの。みんな大混乱でおびえていた」と語りました。警察はキャンパス内を捜索し、約3時間後に容疑者を発見したところ、容疑者は自らの銃で自殺を図ったいうことです。
容疑者は大学の近くに住むアンソニー・マクレー43歳で、大学とは無関係の人物です。捜査当局によると、マクレー容疑者は単独犯で、精神的な問題を抱えており、発見された際、コロラド州やニュージャージー州など他の標的が書かれた3ページにわたる書類を所持していたとうことです。犯行の動機はまだ明らかになっていません。また、マクレー容疑者は車内に武器を搭載していた罪で、2019年~2021年にかけての18か月間服役していました。
今年に入って、全米で複数の犠牲者が出るマスシューティングはこの事件で67件目となりました。キャンパスには、2012年に26人が犠牲となったコネチカット州のサンディフック小学校銃乱射事件を経験した学生もいて「2つの銃乱射事件に居合わせる可能性は残念ですが ありえることなんです。こんなことは終わりにすべきです。」と心境を語りました。