ペンシルベニア州リーハイ・バレー国際空港で、預け入れ荷物に爆発物を忍ばせた男が逮捕されました。
FBI連邦捜査局によると、写真の男が爆発物をスーツケースに入れ、旅客機に預け入れ荷物として持ち込もうとしたということです。先月27日月曜日、マーク・マフリー容疑者40歳は、ペンシルベニア州リーハイ・バレー国際空港でフロリダ州オーランド行きの旅客機に搭乗するため、持っていたスーツケースをチェックイン。その後のセキュリティ検査でTSA 運輸保安局が、直径3インチほどの大きさで紙とラップに包まれた円形の物体が、スーツケースの内側に隠されていたのを発見しました。午前11時ごろ、空港の一部が閉鎖され、FBIと地元警察の爆発物処理班が出動しました。
円形の物体をX線に通したところ、中には商業用花火に使われる火薬と見られる粉が入っており、複数の導火線につながっていたということです。そのほか、スーツケースにはブタンガス燃料の缶、ライター、白い粉のついたパイプ、バッテリーの入った電動ドリル、コンセントなどが入っていました。捜査当局はこの爆発物は旅客機と乗客を重大な危険にさらす可能性があったとしています。
爆発物発見後空港のアナウンスでマフリー容疑者を呼び出したところ、容疑者は空港から逃走し、その後、自宅で爆発物の所持および爆発物を旅客機に持ちこもうとした容疑で逮捕されました。閉鎖されていた空港の一部はおよそ3時間後の午後2時前に再開されたということです。