先週末から今週にかけてカリフォルニア州で豪雨、大雪となり、一時、10万人近くの住民に避難が呼びかけられました。
先週末から今週にかけてカリフォルニア州では、大量の水蒸気が帯状に流れ込む「大気の川」と呼ばれる現象による豪雨となりました。 サンタクルーズ郡住民は「ずっとここに住んでいるけど、小川が道路を押し流したのは初めてです。」と語りました。
10日金曜日、セントラルコーストと呼ばれる地域にあるモントレー郡では、パハロ川の堤防が決壊し、8500人以上が避難しました。救助隊は、残された人がいないか、水没した車を確認して回りました。モントレー郡保安官代理は「水没した車の上や車内から多くの人を救助しました。」と語りました。
14日火曜日には、洪水や冠水、地滑りの危険があるとして10万人近くの住民に避難が呼びかけられました。突風により各地で木が倒れる被害もあり、州北部と中部では、一時33万世帯で 停電となりました。サンフランシスコでは強風で高層ビルの窓が割れる被害がありました。
この冬、カリフォルニア州には大気の川による豪雨が11回発生しており、来週にも新たな大気の川が来ると予想されています。カリフォルニア州にお住まいの方は、引き続き、気を付けてお過ごしください。