銃乱射事件の現場で射殺された容疑者は、事件の朝、友人に自殺をほのめかすメッセージを送っていました。
銃乱射の容疑者はナッシュビル在住のオードリー・ヘイル28歳で、かつて事件のあった学校に通っていました。性別については、出生時は女性でしたが、自身をトランスジェンダーと認識していたということです。両親によると、ヘイル容疑者は情緒不安定な状態が続き、医師の治療を受けていたということです。また、警察によると容疑者は5つの異なる店で銃を合計7丁、合法的に購入しており、 そのうち3丁が事件で使われました。警察が容疑者の自宅を捜索し、学校内の地図と本人が書いたとみられる文書などを押収したということです。
バスケットボールで同じチームだった友人は、事件の朝にヘイル容疑者からメッセージを受け取ったといいます。そこには「これは遺書で、今日死ぬ予定。これは冗談ではない。」と書かれていました。友人は「言葉がありません。こんな事件を起こすなんて正気じゃない。」と語りました。友人は警察に通報しましたが、銃乱射事件が起きる数分前のことで、事件を防ぐことはできませんでした。動機はまだ明らかになっておらず、捜査が進められています。
アメリカでは、1歳から19歳までの子供の死亡原因の1位は交通事故を上回り、銃によるもので 全体の20%を占めています。他の先進国と比べて飛び抜けて高くなっています。