新型コロナウィルスの感染者が爆発的に増えているニューヨーク市のクイーンズ地区では、緊急通報が多発していることから、救急隊員の人手不足が深刻になっています。そうした中、20%以上の隊員が体調を崩して休んでおり、残された人員で不眠不休の労働が続いています。
救急隊員は感染の可能性がある患者の自宅を訪れることで、自らが感染することも心配されていますが、身を守るためのマスクや防護服が不足していて不安がつのっています。
オレゴン州の病院では、新たに12人のスタッフから感染が確認され、医療関係者とその家族にも感染を防ぐため、防護服やマスクの早急な対策が必要となっています。
また、現在アメリカ領のグアム沖に停泊しているアメリカ軍空母セオドア・ルーズベルトで70人以上の感染が確認されました。ほかの乗組員はせまい船内に残されていることから、クロージャー艦長は兵士の命を守るため、全員下船させ隔離させるよう上層部に要請しているということです。