夏の一時帰国を計画している方も多いのではないでしょうか。今年は例年以上にアメリカのパスポート取得に時間がかかっていて、注意が呼びかけられています。
パンデミックが収束に向かい、去年アメリカでのパスポート申請は2200万件を超え、記録的な数となりました。今年は、早くもその記録を塗り替える勢いで発給にも時間がかかっています。現在は、郵送期間・最大4週間に加えて通常の発給には10~13週間かかり、追加料金のかかる早期発給については7~9週間かかるとされています。アメリカ合衆国パスポート発給 担当者は「さらに遅れると推測されます。」と語りました。オンラインでのパスポート再発行も3月のはじめから(3/8)一時停止しています。改善されたシステムでオンライン再発行が再開するのは、今年の後半だということです。
パンデミックが収まり、初めて国外旅行に出かける計画をたてたレナードさんは、パスポートの発行が間に合わないことに気づき、旅券申請窓口に電話で問い合わせました。レナードさんは「保留電話で2時間45分待たされました。」と語りました。アメリカ合衆国パスポート発給担当者は「それが現状です。コールセンターは全米で2カ所あり、1000以上の電話回線で数百人が対応しています。今年はパスポートの申請が増えているだけです。」と語りました。
申請のための予約を取るのも時間がかかっていて、旅行を計画している人は早めの対応が呼びかけられています。