FRB連邦準備制度理事会が、0.5%の大幅利上げを発表しました。カードや住宅のローンにも影響がでています。
4日水曜日、FRB連邦準備制度理事会は、22年ぶりとなる大幅利上げを発表しました。会見でパウエル議長は「インレが高すぎ、困難な状況となっています。迅速にインフレを抑えこみます。」 と語りました。利上げ幅は0.5%で、クレジットカードやローンなどの金利にも影響を及ぼします。
住宅ローンの金利はすでに上がっており、平均的な30年固定金利の住宅ローンの利率が1月は3.4%でしたが、今月は5.4%に上昇しました。平均的な物件で1月に購入した場合ローンの支払いが月1500ドルだったのに対し、5月の利率では1900ドルとなり、400ドル以上の差が生じています。
FRBは利上げで需要を抑え、物価を安定させる狙いですが、対応の遅れで景気後退を懸念する声も出ています。グラントソントン会計事務所のチーフエコノミストは「FRBはブレーキをかけただけではなく、バックしながら景気の動向を見定めています。」と語りました。