アメリカ主要都市で、アジア系住人に対する差別や偏見によるヘイトクライムが1年前から160%増加していることが分かりました。
4日火曜日、カリフォルニア州サンフランシスコのチャイナタウンで、80代と60代のアジア系女性2人が、見ず知らずの男に刃物で刺されました。女性は2人とも重症を負いましたが、命に別状はないということです。男は警察に逮捕されました。
ある男性は、ベビーカーで子供を連れているときに殴られたと言います。被害を受けた男性「息子が乗ったベビーカーが転がって行き、親として恐ろしかったです。」
最新の調査によると、アジア系アメリカ人へのヘイトクライムは、1年前と比べ、主要都市で160%以上増加、ニューヨーク市では223%増加しています。
2日日曜日、ニューヨーク市 タイムズスクエアの近くで、アジア系女性が見ず知らずの女にハンマーで頭を殴られ、7針縫うけがを負いました。警察は襲った女を捜索しています。被害を受けた女性「頭を触ったらたくさんの血が出ていました。」
ニューヨーク市のチャイナタウンでは、パトロール、また、要望があれば目的地まで同行するボランティア活動が行われています。ボランティア「利用者が合う場所と行先を指定し、僕らは一緒に歩きます。」