テキサス州のアウトレットモールで銃乱射事件が発生し、8人が死亡、少なくとも7人が負傷しました。
6日土曜日午後3時半ごろ、テキサス州アレンのアウトレットモールで男がAR15型のライフル銃を乱射しました。8人が死亡、少なくとも7人が負傷しました。犠牲者のうち3人は韓国系アメリカ人の家族、両親と3歳の息子で一緒にいた6歳の息子は一命を取り留めました。また、2人は11歳と8歳の姉妹で、姉妹の母親は重体です。被害者の半分はアジア系アメリカ人だったということです。
目撃者は「銃撃を受けた女性を助けに行ったら、娘を助けてと言われました。女性は5~6発も撃たれ重傷でした。すぐ娘さんに心臓マッサージをしましたが、助かりませんでした。」
事件のあった アウトレットモールには週末で多くの人が訪れていました。店員や買い物客は店舗の裏やトイレの物置部屋などに避難しました。別の通報で現場近くにいた警察官が駆け付け、容疑者はその場で射殺されました。アレン警察署長は「別の通報でアウトレットに出動していた警察官が、銃声を聞き現場に向かい容疑者を無力化しました。」と語りました。
容疑者はマウリシオ・ガルシア33歳で容疑者のSNSには、ネオナチ思想、白人至上主義、女性憎悪などに関する投稿が多数あったということです。テキサス州公安局長は「容疑者はネオナチ思想があり、ワッペン、タトゥー、サインからも明らかです。」と語りました。また、去年5月から事件のあったアウトレットモールの写真を投稿していて、下見をしていた可能性もあるということです。容疑者の車と自宅から他にも複数の銃と弾丸が発見されており、全て合法的に購入したものでした。捜査当局は、国内テロの可能性があるとして捜査を進めています。容疑者は、2008年に陸軍に所属していましたが、精神疾患の懸念があるとして3カ月で除隊となっていました。動機について捜査が進められています。