パンデミック中に適用された亡命の審査や保護をせず、移民を即座に追放できる法律「タイトル42」の適用期限が切れました。アメリカ南部の国境に移民が殺到しています。
11日木曜日、タイトル42が期限を迎えました。タイトル42とは、公衆衛生法の1つで、パンデミックを理由に、国境に来た移民に亡命申請の機会を与えることなく、即座に追放できるようにしていました。その期限切れを前に、多くの移民が南部の国境に殺到し、今週は毎日1万人以上が不法入国で拘束されました。しかし、今後さらに増えることはないと見られています。
アレハンドロ・マヨルカス国土安全保障長官は「国境は開かれていないと明確にします。不法は入国は法律違反であり、救済の対象とならないものは送還します。」と語りました。12日金曜日からは、亡命に対する厳しい規制が適用されます。亡命の事前申請が義務付けられ、他の国での亡命が 拒否されたことが条件になります。アメリカへの入国を拒否された場合、少なくとも5年間は再入国が禁止されます。