西部カリフォルニア州では、中国系移民が台湾系住民の集会で銃を乱射する事件が起き、6人が死傷しました。
15日日曜日、カリフォルニア州南部・ラグーナウッズの教会で、台湾系の住民が集まる中、男が銃を乱射しました。警察は、中国系移民のデイビッド・チョウ被告68歳を逮捕しました。オレンジ郡警察は「犯人は中国と台湾の政治的緊張に不満を持っていたとみられます。」と語りました。
被告はネバダ州ラスベガス在住で、事件のあった教会まで車で4時間かけて移動しました。教会には約50人が昼食会に集まっていたということです。捜査当局によると、被告は、参加者のフリをして教会に入ると出入口を封鎖し、火炎瓶を配置。その後、半自動式拳銃を発砲しました。銃撃により5人が負傷、被告を止めようとした1人が死亡しました。
教会の牧師は「被告に椅子を振り下ろしました。」と事件の様子を語りました。被告は集会に参加していた人たちに取り押さえられ、その後、殺人などの罪で起訴されました。捜査当局はヘイトクライムとみて捜査を進めています。