アメリカでは、学校でのマスク着用を巡り、 意見が対立しています。
18日火曜日、テキサス州のアボット知事は、郡や市など地方の政府機関に対しマスク着用を義務化することを禁止しました。これには、公立学校も含まれています。21日金曜日から適用され、ワクチン接種の有無にかかわらず、義務化や制限を設けた場合、1000ドルの罰金を科すとしています。これに対し、テキサス州の教職員協会の代表は「教員の安全を守る気がないというメッセージに受け取れます。」と語りました。
ノースカロライナ州では、教育委員会の会議で親が子供のマスク着用の義務化を止めるよう求めました。母親の1人は「子供たちにマスクは不要です。親が決めるべきです。自分の子供のことは自分で決めます。」と訴えました。
一方で、18日火曜日、ミズーリ州カンザスシティでは、学校の外で広がった感染の影響で小学校1校が2週間閉鎖されました。この間、授業はオンラインのみとなりました。
CDC疾病対策センターは、子供のワクチン接種が進んでいないことから、学校では引き続きマスクの着用を推奨しています。