24日水曜日、テキサス州の小学校で児童ら21人が犠牲になった銃乱射から1年が経ちました。クラスメートを失った10歳の少女が銃規制を訴え続けています。
テキサス州ユバルディで、去年5月24日、18歳の男が小学校の裏口から入り込み教室でライフル銃を乱射し、児童19人と教師2人が死亡しました。事件で使用された銃は、容疑者が18歳の誕生日を迎えた数日後に合法的に購入したものでした。
遺族らは、テキサス州での突撃型ライフル銃の購入可能年齢を21歳に引き上げるよう求めてきました。10歳のケイトリン・ゴンザレスさんは、銃乱射のあった小学校に通っていました。事件以降、国内の各地で銃規制について呼びかけています。ケイトリンさんは「私はまだ10歳ですが声を上げます。友達はもう何も言えないからです。」と呼びかけました。
11歳のノア・オロナくんは学年末の授賞式の直後、背中を銃で撃たれました。ノアくんは回復しましたが、クラスメートが銃で撃たれて死亡するところを目の当たりにしました。ノアくんの母親は「息子は目を閉じて死んだふりをしていました。全てが聞こえていましたが、怖くて目を開けられませんでした。」と語りました。
警察が容疑者を射殺し、無力化するまで77分を要し、初動の遅れが指摘されてきました。しかし、事件から1年が経った今もまだ、警察記録の開示に向けての調整が進められている状況です。当時、現場で対応した警察や法執行機関の職員のほとんどは、そのまま職にとどまっており、説明責任が求められています。