ファイザーが生後6カ月~5歳未満の子供を対象にしたワクチンの治験データを発表しました。
23日月曜日、ファイザーは、生後6カ月~5歳未満の子供を対象にしたワクチンについて、成人の10分の1の量を3回接種することで、発症を防ぐ有効性が80%だとする治験データを発表しました。
スタンフォード小児病院 アロック・パテル医師
「FDAが6月の審査で抗体反応が、重症化や入院を防ぐために十分か判断します。」
治験が行われたのは、オミクロン株が流行していた時期だということです。
スタンフォード小児病院 アロック・パテル医師
「ワクチンはオミクロン株の前に開発されました。状況が変わり、十分な免疫反応を得るには3回接種が必要でしょう。」
モデルナは生後6カ月~6歳未満の子供を対象にしたワクチンについて、2回接種での緊急使用許可の申請を行っています。治験での有効性は51%またはそれ以下で、3回接種での治験も進められています。FDA食品医薬品局は、子供のワクチンについて6月15日に審査を行う予定です。
先週の子供の新規感染者数は、10万7000人以上となり、2週間前から72%の増加となりました。ペンシルベニア州フィラデルフィアでは、感染者数が増加している状況を受け、23日月曜日から学校でのマスク着用の義務化が再開されました。