ワクチン接種の速度が落ちている中、接種を促進するために州が始めた宝くじ、その効果は絶大です。
全米のワクチン接種率は、4月に比べ45%減少し、15州とプエルトリコでは、接種を受けた人が人口の3分の1以下に留まっています。
25日火曜日、コロラド州は接種を促進するために100万ドルが当たる宝くじを発表しました。 ポリス知事は「コロラド州で接種した人、接種予定の人 全員が自動的に抽選参加となり、1人だけじゃありません、5人に100万ドルが当たります!」と発表しました。現在6つの州が接種を促進するための宝くじを行っています。
オハイオ州では、いち早く100万ドルの賞金と17歳以下には大学の奨学金が抽選で当たる取り組みを行い、ワクチン接種率が45%上昇、16~17歳の接種率は94%上昇しました。デワイン知事は「地方ではワクチン接種を進めるのが難しい状況でしたが、接種率が急増しました。100%以上増加した地域もあります。」と語りました。5週連続で当選者が選ばれる予定で、その1回目となる抽選が行われました。27日木曜日、100万ドルが当選した女性は「自分のことじゃないようです。信じられません。」と当選の驚きを語りました。奨学金が当選した少年の母親は「今月中に子供たちの接種を予定していましたが、宝くじがあり早めることにしました。」と語りました。