ニューヨーク市マンハッタンの電動自転車専門の修理店で火災が発生し、4人が死亡しました。
火災が発生したのは20日火曜日深夜12時15分ごろ、6階建のビルの1階部分にある店舗です。店は電動自転車を専門に扱う修理店で、消防によると火災の原因はリチウムイオン電池と見られています。火災による煙がビル全体に充満し、重症を負った6人が病院に運ばれましたが、その後、60代~80代の男女4人が死亡しました。以前にも、この店は充電に延長コードを使うなど規則違反が指摘され、去年8月には罰金を課されていました。
リチウムイオン電池による火災は濃い煙を発し、爆発もすることから消火に時間がかかります。電動自転車の増加でリチウム電池による火災は増えていて、ニューヨーク市だけでも今年に入って108件発生しており、13人が死亡しています。ニューヨーク市では、純正バッテリーを使い、充電中は決して目をはなさず、延長コードの使用や燃えやすいものの近くを避けて安全な充電を行うよう呼びかけています。