バイデン大統領の次男・ハンター・バイデン氏が司法取引に応じ、故意に連邦所得税を支払わなかった罪2件で有罪を認めました。
これは20日火曜日、司法省が裁判所に提出した文書で明らかになったもので、書面によると、ハンター・バイデン氏は故意に連邦所得税を支払わなかった2件の連邦法違反の罪を認めることで司法省と合意しました。司法省は、ハンター氏が中国やウクライナとの取引で得た収入に対し、適切な税金を納めていたか、5年間にわたり捜査してきました。ハンター氏は、2014~2019年にかけてウクライナの天然ガス会社で取締役を務めていました。
また、薬物の使用を申告せずに銃を購入した重罪にあたる違反行為は、条件付きで起訴を免れる見通しです。2019年のインタビューでハンター氏は、父親の政治キャリアに 悪影響を及ぼすことを予測していなかったと言っています。「私は間違いを犯しました。振り返ると、間違った認識を生み出してしまった。」
捜査を行った検察官はトランプ前大統領が任命した人物ですが、共和党は、司法省が政権に甘い対応をしていると批判しています。ケビン・マッカーシー下院議長は「もし大統領の政敵であれば、司法省は禁固刑を目指すでしょう。大統領の息子だから対応が甘い。」と語りました。