テキサス州で放置されたトレーラーから不法移民とみられるの多数の遺体が見つかり、密入国に関する事件で過去最多となる53人が死亡しました。
先月27日月曜日、メキシコとの国境に近いテキサス州サンアントニオで、放置されたトレーラーから不法移民とみられる48人の遺体が発見されました。救助された16人が病院に搬送されましたが、その後5人が死亡し、犠牲者は53人となりました。サンアントニオ警察署長は「トレーラーの床は遺体でいっぱいでした。」と語りました。
トレーラーにはメキシコ、ホンジュラス、グアテマラなどから来た64人が乗っていました。発見された日、現地の気温は摂氏40℃近く、トレーラーの中は摂氏65℃を超える暑さだったとみられます。サンアントニオ消防署長は「密閉された中で水も空調もなく、ひどい暑さに苦しんだでしょう。」と語りました。捜査当局は、密入国をあっせんした罪で、運転手と関与したとみられる3人を逮捕・起訴しました。