この独立記念日の週末の旅行者数はパンデミック前の2019年に近い規模となり、特に7月4日当日は2000年以降で2番目に多くなる見通しです。空港などでは、混乱が予想されています。
全米の空港で旅行者数がパンデミック前の水準に戻る中、パイロット、客室乗務員、そして航空管制官の人手不足が重なり、遅延や欠航便が相次いでいます。先月25日土曜日と26日日曜日に合わせて1500便が欠航となり、27日月曜日には800便が欠航となりました。その影響は28日火曜日も続き、ノースカロライナ州のシャーロット・ダグラス国際空港では、ウィスコンシン州の自宅に戻れず、足止めされている家族がいました。家族は「心配で搭乗2時間前に来たら、すでに欠航になっていた。」と語りました。航空会社は代替便が提供できず、旅費を返金してきたということです。 家族は「レンタカーも見つからない。」と語りました。
この夏はこうした事態が多数発生しています。旅行会社に勤めるヘルナンデスさんもフロリダの空港で足止めされました。ヘルナンデスさんは「対応できないのならチケットを売るな。」と語りました。専門家は、責任を負うべきは航空会社だけではないといいます。旅行専門家のブライアン・サマーズさんは「航空会社を責める気持ちは分かるが、かつてないほど需要が急増しました。準備万端だったとしても対応しきれなかったでしょう。悲惨な状況です。」と語りました。専門家は、朝一番の直行便が比較的安全だとしています。同時に、旅行保険も検討の余地があるとしています。