先週末、独立記念日の連休には各地で多くの人出がありました。一方でワクチン接種のスピードは鈍くなってきています。
独立記念日を迎えた先週末、道路も空港も旅行者で大混雑となりました。TSA運輸保安局によると、1日木曜日から5日月曜日に空港を利用した人は1000万人以上に上り、パンデミック前の平均も大きく上回りました。4日日曜日、ジョーバイデン大統領は「 新型コロナウイルスからの独立宣言までもう少しです。闘いはまだ終わっていません。」と語りました。
8日木曜日までに、アメリカで少なくとも1回目のワクチンを受けた人は、12歳以上の人口の64.5%、ワクチン接種を完了した人は55.8%となりました。一方、2回目の接種を受けていない人が1480万人に上ってます。新たなに発表されたABCニュースとワシントンポスト紙による世論調査によると、まだ接種を受けていない人の内、74%が接種を受ける気はないと回答しました。
1日木曜日、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンについての調査結果が発表されました。それによりますと、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは、デルタ株を含む変異ウイルスに対しても免疫反応を示し、その効果は少なくとも8カ月間継続しているということです。
ファイザーは、ワクチン接種完了から6ヶ月でデルタ株などへの変異ウイルスに対する免疫効果が弱まるとして、来月にもブースターショットとなる3回目の接種を認可するようFDA食品医薬品局に要請する方針だということです。