カリフォルニア州北部で今年最大規模の山火事が発生し4人が死亡。一時、3000人が避難しました。
先月29日金曜日、オレゴン州との州境付近、カリフォルニア州北部シスキュー郡で山火事「マッキニー・ファイア」が発生しました。 4日木曜日の段階で約5万9000エーカー(約237平方キロメートル)に燃え広がり、州内の火災としては今年最大規模となっています。消防士は「強風で火の勢いがおさまりません。」と語りました。この山火事で少なくとも4人が死亡、家屋や建物など100棟以上が全焼し、今も約1300人が避難を余儀なくされています。先月30日土曜日、カリフォルニア州のニューサム知事はシスキュー郡に非常事態宣言を発令しました。避難した住民は「火の勢いがすさまじく、顔をやけどしました。怖かったです。」と語りました。
マッキニー・ファイアの近く、オレゴン州のジャクソン郡では、自然歩道でハイキングをしていた少なくとも60人が救助されました。大量の煙で視界が悪化し、一時は6メートル先が見えない程だったといいます。救助されたハイカーは「急に煙の臭いがし、大量の煙が立ちこめました。火の中を車で走り、怖かったです。」と語りました。鎮火率は10%で、猛暑と干ばつで火災はさらに広がり続けています。