南部アラバマ州で黒人と白人の乱闘事件が発生。捜査当局は、ヘイトクライムの可能性も含めて捜査を進めています。
5日土曜日、アラバマ州モントゴメリーにある川沿いの船着き場で乱闘がありました。副船長が観光から戻ってきた遊覧船を船着場に入れるため、停泊していた小型ボートを移動させようとしたところ、ボートを所有する白人男性らが現れ、黒人副船長を突き飛ばしたのが乱闘の始まりでした。仲間とみられる白人らが乱闘に加わり、中には女性の姿もありました。目撃者は「副船長は不利な状況で、彼1人に5~6人が殴りかかっていました。」と語りました。その様子を近くで見ていた黒人男性らが殴られていた副船長の助けに入り、また、遊覧船に乗っていた黒人男性スタッフは船着場まで泳いで向かい、加勢しました。
モントゴメリー市、初の黒人市長であるスティーブン・リード市長は、"仕事をしていた人を無謀な数名が襲撃した"と避難し、正義が下されるとしまた。また会見で「警察は迅速にこの問題に対応している。市民も協力してくれている。」と語りました。10日木曜日までに暴行罪で白人男性3人、白人女性1人が訴追されました。 捜査当局は、ヘイトクライムの可能性も含め捜査を進めています。
遊覧船には乗客227人が乗っており、約45分間にわたり、公共アナウンスで小型ボートの移動を呼びかけていたということです。