14日月曜日、ジョージア州の大陪審は、トランプ前大統領が2020年の大統領選で敗れたジョージ州の結果を覆そうとしたとして起訴しました。トランプ氏の起訴は今回で4度目です。
起訴されたのはトランプ氏を含む19人で、ジョージア州法に違反したとして、犯罪組織に適用される恐喝罪などに問われています。起訴された19人には顧問弁護士だった元ニューヨーク市長のルーディー・ジュリアーニ氏、大統領首席補佐官だったマーク・メドウズ氏などが含まれています。検察は25日金曜日までに出頭するよう要請しており、ジョージア州フルトン郡の保安局は「起訴された19人全員が収監される予定だ」としています。
起訴状によるとトランプ氏がジョージア州の国務長官らに選挙結果を覆すよう11回電話していたことなどが、恐喝罪にあたるということです。当時録音された電話音声で「あと1万1780票必要なだけだ、私はジョージア州で勝ったんだ」とトランプ氏は語っていました。
相次いで起訴されているにも関わらず、2024年の大統領選に向けてトランプ氏の勢いは増しています。ABCニュース記者は「起訴されるたびに選挙資金と支持率が増えています。」と語りました。先月28日~今月1日、共和党の大統領選候補者指名争いの明暗をわける アイオワ州で世論調査が行われ、トランプ氏が44%の支持を集め、大きくリードしています。
ジョージア州の検察は、トランプ氏らの罪状認否を9月5日の週から始め、来年の3月4日に初公判を開くよう裁判所に求めています。起訴された19人の一部が、司法取引に応じる可能性もあると見られています。