ワクチン接種やマスク着用の義務化が進む一方で、犯罪や法的な闘争の可能性が浮上しています。
ニューヨーク市では、17日火曜日から、ジムやレストランなど屋内の活動について、12歳以上に対し、最低1回以上のワクチン接種を受けた証明の提示が義務付けられました。接種証明提示の義務付けは、9月13日から強化され、従わない場合は罰金が科される可能性もあります。デブラシオ市長は「ニューヨークを存分に楽しむためにはワクチン接種が必要です。ワクチンカードの偽造は違法で、厳重な罰則があります。」と語りました。
17日火曜日、イリノイ州シカゴでは、薬剤師が、ワクチンカードをオンラインで販売した容疑で逮捕されたことが明らかになりました。逮捕された薬剤師はCDC疾病対策センターが発行したワクチンカード125枚を1枚10ドルで販売していたということです。
一方、18日水曜日、バイデン大統領は、学校でのマスク着用義務化を阻止する州知事に対し、法的措置も辞さない構えを示しました。感染拡大が深刻なテキサス州やフロリダ州などでは、マスク着用の義務化を禁止する法令を施行しています。
また、17日火曜日、TSA運輸保安局は、電車やバス、飛行機など公共交通機関でのマスク着用の義務化を来年1月まで延長すると発表しました。