新型コロナウイルスのニュースです。オミクロン株派生型にも対応するブースター、追加接種向けワクチンの緊急使用許可が承認されました。
FDA食品医薬品局に続いて、1日(木曜日)、CDC疾病対策センターがファイザー製とモデルナ製のオミクロン株「BA.4」と「BA.5」にも対応するブースターワクチンについて緊急使用許可を承認しました。現在、「BA.4」と「BA.5」は新規感染者の99%を占めており、秋から冬にかけての感染拡大を防ぐのが狙いです。
今回承認されたブースターの接種対象は、ファイザー製は12歳以上、モデルナ製は18歳以上で、最後の新型コロナワクチンの接種から2カ月以上が経過している人です。治験は行われておらず、ブースターの具体的な効果は発表されていません。ボストン小児病院のジョン・ブラウンスティン医師は「インフルエンザワクチンのように優勢が予想される変異株に合わせたワクチンです。治験は改良前のワクチンで行っているので、必要とは限りません。」と語りました。
早ければきょうにもこの新しいブースターワクチンの接種が始まると見られています。これから1回目のワクチンを接種する人についてはブースターではなく、従来のワクチンを受ける必要がありますが、ブースターについては、今後、全てこのオミクロン株派生型対応ワクチンになると見られています。