観光客や市民でにぎわうニューヨークのタイムズスクエアが銃の持ち込み禁止エリアに指定されました。
ニューヨーク州は、1日木曜日からタイムズスクエアなどを銃の持ち込み禁止エリアとする法律を施行しました。これは、今年6月に連邦最高裁がニューヨーク州全域を対象にした銃の携帯を規制する法律を違憲としたことを受け、州があらたな改正法を可決したものです。
それによりますと、マンハッタンのタイムズスクエアの他、州内の政府庁舎、医療施設、学校、公共交通機関、礼拝の場などを禁止エリアに指定し、現行の銃携帯の許可証を持っていても禁止エリアに銃を持ち込んだ場合は、重罪となります。アダムズ市長は会見で「連邦最高裁はニューヨーカーの安全を脅かしました。私たちは銃の危険の中にいます。これに対抗しなければなりません。」と語りました。
改正法では、銃の携帯を申請するには過去3年間のSNSアカウントの提示が必要で、16時間の講習と2時間の射撃訓練が義務付けられます。違反した場合、1~4年の実刑の可能性もあるということですが、これをどう取り締まるのかが今後の課題となりそうです。