大学での感染拡大が続いています 。アメリカでは、多くの学生が寮で生活しており、寮生活が始まって以降の数週間で感染拡大が見られています。
ウィスコンシン大学のホワイトウォーター校では、今月15日までの10日間で168人の感染が確認されました。人口およそ1万5、000人の町にある この大学には、1万2000人の生徒が在籍していて、大学の閉鎖は町の経済にも大きな影響をもたらします。しかし、急激な感染拡大に隔離措置の可能性も出てきています。
ミシガン州立大学では、13日の時点で、400人以上に感染が確認されました。大学のあるインガム群では、8月の末から感染者が52%増加しており、そのほとんどが大学の学生と関係者だということです。感染が確認された学生の3分の1は、学生社交クラブに関わるパーティーに参加していたということです。こうした事態を受け、インガム郡の保健当局は、学生寮、クラブハウス、そして一部の賃貸住宅に14日間の隔離措置を命じました。
一方、全米最大の学区を抱えるニューヨーク市では 週明けの21日に再開される予定だった対面式授業が再び延期されることが明らかになりました。再開直前の発表に学校関係者や保護者からは非難の声が上がっています。