アメリカ西部で発生している山火事は治る気配を見せていません。煙による大気汚染も深刻です。
アメリカ西部で発生している大規模な山火事は、およそ8州に及んでいます。先週だけで少なくとも27人が 山火事で死亡したことが確認されました。15日、火曜日には、山火事の煙が東部の州でも観測されました。オレゴン州のポートランドは、山火事の煙で大気汚染が世界で最も深刻な町に位置付けられました。州では、ビ粒子をろ過するN95マスク、250万枚を市民に配布し、なるべく屋外に出ないよう呼びかけています。オレゴン州セイラムの病院では、診療に訪れる10人に1人が、大気汚染による症状を訴えているといいます。医師は「咳や息切れの症状で来院する人が増えています。感染か大気汚染か 症状の原因は一見しただけでは分かりません。」と語っています。
カリフォルニア州では、今年に入ってからの焼失面積は、320万エーカー 以上におよび、去年の同じ時期に比べて27倍以上の規模になっています。 ロサンゼルス市近郊のエンジェルス国立森林公園でも 山火事が12日間続いていて、すでに4万2000エーカーが焼失しています。
現在の状況について、オレゴン州ポートランドに住む日本人の方にお話しを伺いました。