プエルトリコに上陸したハリケーン「フィオナ」は、その後ドミニカ共和国にも上陸。カテゴリー4の強い勢力を保ちながらバミューダ諸島を通過し、大西洋を北上しています。
18日日曜日、ハリケーン「フィオナ」がカリブ海に位置するアメリカ自治領の島、プエルトリコに上陸。島全域が 豪雨と暴風に見舞われました。各地で洪水が発生し、橋が流されるなどの被害がでました。1000人以上が救助され、少なくとも8人が死亡しました。現地の状況について被災地域支援団体 アメリケアズは「街では都市型洪水ですが、島の南部、西部、東部では豪雨によるものです。」と語りました。
一時は、プエルトリコの島全域で停電の被害がでました。電力会社は復旧作業を進めていますが、正確な状況が把握できておらず、22日木曜日の段階で少なくとも全体の65%にあたる約100万世帯で停電が続いているということです。
プエルトリコには2017年にカテゴリー5の大型ハリケーン「マリア」が上陸し、約3000人が死亡したと推定されています。今も復旧が続けられている中、今回のハリケーン上陸となりました。今回の被害の全容を把握するには少なくとも1週間はかかると見られています。