18日金曜日、アメリカ連邦最高裁のリベラル派、 ルース・ベーダ―・ギンズバーグ判事が亡くなりました。後任人事が早くも注目されています。
ギンズバーグ判事は、アメリカ歴代2人目の女性最高裁判事で、女性やマイノリティの人権と平等のために、生涯をかけて取り組みました。18日金曜日、すい臓がんの合併症のため亡くなりました。87歳でした。トランプ大統領は、「大統領選が最高裁で決まる場合に9人必要だ」と 11月の大統領選前に次の最高裁判事を指名する意向を示しています。ギンズバーグ判事が亡くなった翌日の19日土曜日には、「聡明な女性を判事に指名する予定です 」と候補の中から女性を選出すると発言しました。
野党民主党は「次期大統領が後任を指名すべきだ」と反発しています。 最高裁判事は、大統領が指名し、議会上院の過半数が賛成すれば承認されます。大統領選のあった2016年、前オバマ大統領が後任判事を指名した際には、当時上院の過半数を占めていた共和党が、同様の理由で審議そのものを拒否し、 承認を阻止しました。今回はその道理を翻した共和党ですが、上院で過半数を占めることから、トランプ大統領が指名した判事が承認される可能性が高まっています。
なぜ、最高裁判事の後任人事がこんなにも注目されているのか、FCIワシントン支社の記者に聞きました。