アメリカの消費者物価指数が市場の予想を上回り、FRB連邦準備制度理事会は さらなる大幅利上げに踏み切るとみられています。
13日(木曜日)労働省が発表した9月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて8.2%上昇。8月よりわずかに下がりましたが、専門家の予想を上回りました。また、インフレを抑制する上で注目されている前月比の数値は0.4%上昇していて、とくに食品の上昇率は0.8%となり家計への負担が大きくなっています。エネルギーは2.1%下げましたが、石油輸出機構にロシアなどが加わるOPECプラスが大幅な減産を決めており、10月に入ってガソリン価格はジリジリと値を上げています。カリフォルニア州ではガソリン価格の平均が6ドル44セントとなっています。住民は「最悪だけどどうにもならない」と語りました。
こうした事態にさらなる利上げが予想されています。ABCニュースの記者は「FRB連邦準備制度理事会のパウエル議長は、インフレが完全に収まるまで利上げを続けると発言しています。」と語りました。金融政策を決めるFRBの会合は11月1日と2日に行われる予定で、今年6度目となる大幅利上げが発表されるのは必至と見られています。