アメリカでは新型コロナウイルスの感染者数がや入院患者数が減少しています。ワクチン接種完了を条件に経済活動の再開が進められています。
11日月曜日、マサチューセッツ州でボストンマラソンが開催されました。コロナ禍での中止や延期を経て、約2年半ぶりの開催となります。参加者にはワクチン接種証明または感染検査の陰性証明が求められました。参加したランナーは「去年、走る予定でした。2020年の参加資格でようやく走れました。」と語りました。
12日火曜日、政府は、陸路を含むカナダとメキシコからの入国制限を緩和すると発表しました。これまで、不要不急の入国は制限していましたが、11月にワクチン接種完了を条件に観光目的も含めて入国を認めるということです。政府は先月、11月にワクチン接種完了と陰性証明書を条件に外国人の入国を認める 方針を発表しています。
一方、ワクチン接種の義務化の動きが加速する中、11日月曜日、テキサス州のアボット知事は州知事令を発令し、民間企業を含むすべての団体に対し、ワクチン接種の義務化を禁止しました。アボット知事はワクチンを推奨するとしながらも、接種は自発的であるべきだとしています。
先月、バイデン大統領は、従業員が100人以上の企業に対し、ワクチン接種または感染検査を義務化する計画を発表しており、テキサス州を拠点とするアメリカン航空やサウスウエスト航空などの企業は、連邦政府に従うとしています。ホワイトハウスのサキ報道官は「パンデミック終息に向けた努力をリーダーたちは後押しすべきです。」と語りました。