サンクスギビングデーの連休で多くの人が旅行に出かけました。旅行者数はパンデミック前に近い数だと予測されています。
サンクスギビングデーの連休に向けて、多くの人が旅行に出かけ、24日水曜日には230万人が空の便を利用しました。最近行われた世論調査では、67%の人が今年のサンクスギビングデーに 一緒に暮らしていない家族や友人とともに過ごすと回答しています。そのうち約半数が集まる人の中にワクチン未接種の人がいる可能性があるとしています。未接種の人や免疫不全の人、高齢者がいる場合、CDC疾病対策センターはガイドラインで「マスクの着用、屋外で集まる、事前に感染検査を受ける」などの対策を取るよう勧めています。
空港で働くTSA 運輸保安局の職員に ワクチン接種が義務化され、その期限が22日月曜日まででしたが、それまでに 93%の職員が少なくとも1回目の接種を完了または、宗教上の理由などで接種を受けられないことを報告したということです。懸念されていた接種を拒む職員による人手不足の影響はありませんでした。
一方、19日金曜日、CDC疾病対策センターが、追加接種の対象を18歳以上の全ての人に広げたことを受け、各地で追加接種を求める人が列をなしています。1約84万7000人が追加接種を受けています。治験では、追加接種から数日以内に抗体が増加しはじめていましたが、専門家は、追加接種の有効性が完全に得られるのは接種から2週間が経過してからだとしています。カリフォルニア州フレズノ郡 保健当局者は「サンクスギビングからクリスマスにかけて、再び冬の感染増加が起きないかと懸念しています。」と語りました。
全米では32州で 新規感染者数が増加しており、4週間前に比べ全体で42%増加しています。また、子供の新規感染者数が10月末から40%増加しており、先週の1週間で14万2000人となりました。CDCはサンクスギビングデー連休中の人の移動などによる影響で、今後2週間から4週間後に感染者数、入院患者数、そして死亡者数が増加するとみていて、注意を呼びかけています。