サンクスギビングデーの連休を前に、バイデン大統領が高騰するガソリン価格の対策に乗り出しました。
全米自動車協会は、このサンクスギビングデーの連休に4800万人以上がドライブ旅行に出かけると予測していますが、ガソリン価格の高騰が人々の悩みのタネとなっています。全米平均のガソリン価格は7年ぶりの高騰をみせており、1ガロンあたり3ドル40セントで去年の同じ時期は2ドル11セントでした。ガソリンスタンドの客は「満タンにするだけで65ドルもするわ」と語りました。
こうした事態を受けてバイデン大統領は23日火曜日、ガソリン価格の高騰を抑えるためにアメリカの戦略石油備蓄から5000万ガロン、過去最大の放出を行うと発表しました。しかし、すぐにガソリン価格に変化をもたらすのは難しいとみられています。会見でエネルギー省ジェニファー・グランホルム長官は「すぐには無理ですが、数週間後には価格に変化が見られるでしょう」と語りました。