アメリカでも日本でも新型コロナウイルスのニュースが連日トップで伝えられています。アメリカではホリデーシーズンが始まり、さらなる感染拡大が懸念されています。
26日木曜日の段階で、アメリカでの感染者数は1280万人以上、感染による死亡者数は26万人3000人以上となりました。感染による入院患者数は9万人以上に及び、17日連続で過去最多を更新し続けています。先週1週間だけで110万人が感染、また、感染により1万人が死亡しました。
感染拡大を食い止めようと、各地で対策がとられています。ニュージャージー州ニューアークでは、陽性率が21%になったことを受け、25日水曜日から10日間の封鎖勧告が出されました。必要不可欠ではないビジネスには営業中止、住民には屋内退避が求められています。しかし強制力はなく、どこまで守られるのかは不透明です。
カリフォルニア州では、州の人口の94%を占める41の郡を対象に、21日土曜日から1ヶ月間の夜間外出禁止令が出されました。夜10時から朝5時まで必要不可欠ではないビジネスは営業禁止、また、人と集まる行為も禁止されます。一部の住民は、夜間に抗議活動を行いました。ロサンゼルス郡では、25日水曜日から3週間、レストランやバーなどの屋外飲食を禁止する措置を取りました。屋内でのサービスはすでに禁止されており、持ち帰りや配達のみの営業となります。
一方、サンクスギビングの連休に向け、CDC疾病対策センターや専門家らが旅行を控えるよう呼びかけていましたが、先週末の空港の利用者数はパンデミック始まって以来、最多となりました。 旅行者の1人は「航空会社は十分な感染対策をしているし、自分たちも注意はしますが、これが私たちの生き方です 。」と話しました。ABCニュースによると、サンクスギビングデー前の6日間で約600万人が空の便を利用、各地の空港で混雑が見られました。