ミシガン州の高校で男子生徒が銃を乱射した事件で4人目の生徒が死亡し、死傷者は11人に上っています。男子生徒は殺人などの罪で起訴されました。
先月30日火曜日、ミシガン州オックスフォードの高校でこの高校に通う15歳の男子生徒が廊下で半自動式拳銃約30発を乱射しました。14歳から17歳の生徒4人が死亡し、教師を含む7人がけがをしました。銃声を聞いた他の教師と生徒はすぐに教室を閉鎖し、ドアにバリーケードを作り、身を守りました。教室にいた生徒は「銃撃で教室のドアに穴が開きました。死ぬかもしれないと思い、両親に大好きだよとメッセージを送りました。」と語りました。最初の通報から約5分後に警察が現場にかけつけ、男子生徒を廊下で確保。警察への通報は100件以上におよんだということです。
捜査当局は男子生徒が持っていた銃は、父親が事件の4日前に購入したものだとして両親の責任を追及し起訴することも検討しています。また、事件の数時間前には男子生徒と両親が、学校関係者と男子生徒の素行について面談を行っていたということで、事件との関連性も含めて捜査が行われています。
男子生徒は1日水曜日、法廷に召喚され、4件の第1級殺人とテロなどの罪状で起訴されました。男子生徒の携帯電話から事件前日に撮影した犯行を示唆する動画が見つかりましたが、動機などは明らかになっていません。事件の前の晩にソーシャルメディアのスナップチャットに銃撃事件を予告する内容が掲載されており、数人の生徒が学校を休んだという情報もあり、捜査当局は調べを進めています。