サンクスギビングデーの連休後、医療現場へのさらなる負担が心配されています。2日水曜日に感染による入院患者数が初めて10万人を超えました。
ニューヨーク州では、感染による入院患者の増加に備え、退職している医療スタッフに復帰を求めています。先月30日月曜日の会見で、クオモ知事は「退職した医療スタッフに至急連絡してください。すでに人手が足りていません。」と語りました。
ロードアイランド州では、30日月曜日に仮設病院が新設されました。州全域の病院ですでに病床がひっ迫していている状態で、医療崩壊を避けるために2週間の屋内退避を求める警報が出されました。医師は「2~3週間でさらに厳しい状況になるでしょう。335病床を新設したばかりですが もっと病床が必要になると心配しています。」
カリフォルニア州では、このまま感染拡大が続く場合、12月半ばまでに集中治療室の病床が足りなくなると予測されています。3日木曜日、ニューサム知事は、集中治療室の空き病床が15%未満になった地区を対象に3週間の屋内退避令を出すと発表しました。規模に関係なく、屋内で家族以外の人と集まることは禁止、バーやヘアサロンなどは営業停止、通学は続けられますが、レストランは、持ち帰りと配達のみになります。3日の段階で対象となっている地区はまだありません。ロサンゼルス郡では、独自に30日月曜日から3週間、マスク着用や家族以外と集まるのを禁止するなどの行動制限が設けられています。
そうした中、バイデン氏は3日木曜日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するために、就任後100日間、国民にマスクを着用するよう求めるとし、トランプ政権とのコロナ政策の差が早くも浮き彫りになっています。