トランプ大統領はいまだ大統領選での「逆転」を主張していますが、日に日に困難な状況になっています。
5日土曜日、トランプ大統領はジョージア州で支持者集会を開き、来年1月に行われる上院議員の決選投票に向け、共和党候補への支持を訴えました。また、大統領選について、トランプ大統領は「知っての通りジョージア州では勝利した。州知事はバイデン氏の勝利を止められるはずだ 。」と語り、共和党のケンプ州知事が結果を覆すことに協力的でないとして批判しました。トランプ氏は、ケンプ州知事に対し、選挙結果を覆すために州議会を臨時招集し、トランプ氏を支持する選挙人を任命するよう求めていました。しかし、6日日曜日にケンプ州知事は声明を出し、そのようなことは州法や連邦法で認められていないとしました。
ジョージア州では、選挙結果をめぐり、州務長官や、選挙の票集計に従事した人に対する脅迫行為が問題となっています。1日火曜日、ジョージア州選挙当局責任者のガブリエル・スターリング氏は「殺害予告や暴力行為などの脅迫は行き過ぎです。大統領は支持者に暴力や脅迫を止めるよう呼びかけるべきです。このままでは死傷者がでる可能性があります。」と会見で語りました。そうした中、7日月曜日、票の3回目の集計を経て、ジョージア州での 大統領選の結果をバイデン氏の勝利として再び承認しました。