ホリデーシーズン到来で、今週は全米で旅行者数がピークに達すると見られています。そうした中、全米の広い範囲で気温が下がり、命に危険を及ぼす寒さだとして警戒が呼びかけられています。
アメリカ西部のワシントン州から南部のアラバマ州まで、今週、広い範囲に渡り、猛吹雪に見舞われました。21日水曜日の段階で、北西部から南部にかけての28州で暴風雪などに対し、注意が呼びかけられました。23日金曜日からクリスマスイブの24日土曜日にかけてさらに気温が下がり、広い範囲で体感温度が氷点下になると予想されています。
22日木曜日には全米で2000便以上が欠航しました。大手航空会社では、大荒れの天気に見舞われる地域の空港を利用する乗客に、手数料を免除して便の変更を可能にしています。トラベルエージェンシー経営者は「悪天候の場合 前日にメールなどで連絡が来て、ほとんどの航空会社で変更が可能です。」と語りました。しかし、各航空会社が便数を減らす中、需要がパンデミック前に戻りつつあることから、95%満席の便も出ています。フライトがキャンセルされた場合に別の便に変更するのは、これまで以上に難しくなると見られています。フライトがキャンセルされた場合は、すぐに航空会社のアプリで便の変更を行う。または航空会社の窓口に行き、列に並びながらコールセンターに電話をかけることが勧められています。その際、係員に対する態度も円滑に事態を改善する鍵になると専門家は言います。
22日木曜日、バイデン大統領も今回の冬の嵐は非常に危険だとして、警戒するよう呼びかけました。