今月3日に解任された下院議長の後任を選ぶ投票が先週から2度行われましたが、多数派の共和党内で票が分かれ未だ正式な下院議長は選出されていません。
現在は、議長代行が議事進行を取り仕切っていますが、下院議員全体のトップとしての議長職は空席のままです。
多数派を占める共和党の内部対立で、今月3日に議長が史上初めて解任され、共和党は党内で投票を行い、トランプ前大統領に近いジョーダン議員を後任の議長候補とすることを決めました。
そして17日火曜日、18日水曜日と、議長選出の投票が本会議で行われましたが、2回とも共和党議員20人以上が未だジョーダン氏を支持せず、ジョーダン氏は過半数に217票に及ばず、選出されませんでした。
共和党内からはイスラエル・パレスチナ情勢が緊迫の度合いを増す中、いち早く議会を正常化すべきだという声がある一方で、党内の亀裂は深く、議長選出はまだ時間が掛かるという見方もあります。