ネバダ州ラスベガスの地方裁判所で、判決を下す判事に、被告が襲いかかるという衝撃の事件が起きました。数日後、襲われ負傷した判事が、この被告に再び刑を宣告しました。
3日(水曜日)判決が気に入らず判事に飛びかかったデオボラ・レッデン被告30歳。
机の向こうでレッデン被告は、メリー・ケイ・ホルサス判事につかみかかり髪の毛をひっぱり、首を押さえて殴ったということです。
この日、レッデン被告は、容疑をかけられていた暴行罪などで有罪を認めホルサス判事が量刑を言い渡していました。被告は禁固刑を免れようと自身を擁護。
デオボラ・レッデン被告「私自身、以前より改善したのでチャンスを与えられるべきだと思います」
これに対しホルサス判事はこれまで被告にかけられた容疑の数々を読み上げます。
メリー・ケイ・ホルサス判事「軽犯罪3件、複数の家庭内暴力...たくさんありますね」
それでも被告は食い下がります。
デオボラ・レッデン被告「2度も刑務所に入られるべきではないと思います」
しかし判事は被告の執行猶予は認めませんでした。
メリー・ケイ・ホルサス判事「それでも今回は別の形での反省を味わうべきでしょうこの犯罪歴では猶予の余地はありません」
すると、、、。判事は立ち上がりますが、けがを負い間に入った警備員らもケガをしています。
スティーブ・ウォルソン地方検事「ホルサス判事は当然のことながらショックを受けています、数カ所にアザ(打ち身?)がありますが、幸い大事には至りませんでした。もっとひどいケガをした保安官も大丈夫なようです」
8日(月曜日)ホルサス判事は中断された裁判を再開させ、禁錮4年の実刑を言い渡しました。
出廷したレッデン被告の手は鎖と袋で拘束され頭には唾を吐くなどの行為を阻止するスピットガードと呼ばれる黒い網を被せられ判事に近づくことも許されませんでした。
10日(水曜日)には別な判事により、この暴行事件の裁判がはじまりレッデン被告は、ホルサス判事に対する殺人未遂と暴行などの罪で訴追されました。