今週初め、カリフォルニア州で山火事が発生。今年の夏、最初の大規模な自然火災ですが、これに関連して、西部の数州では、今年の夏の記録的な熱波が60%超える確率で予測されています。
カリフォルニア州サンフランシスコからおよそ80キロの場所で、1日(土)山火事が発生。6日(木)までにおよそ57平方キロを焼失、 94パーセントが鎮火しています。
農場が多い地域で、火に囲まれた住民は避難を余儀なくされました。
山火事の被害者
「両親はここから何も持たず逃げました」
専門家は、今年は山火事の時期が早く始まり期間が長くなると警告しています。
カリフォルニア州消防局:セシル・ジュリエット広報官
「自然火災の発生が増えるのは7月から9月です。住民は備えが必要です。今週半ばに熱波が来る可能性がありさらに空気は乾燥します」
西海岸の6州のうちカリフォルニア、ユタ、ネバダ、アリゾナ州では今週、最高気温が華氏110度(43.3℃)を超える可能性があり、NOAA・海洋大気庁では、この夏は記録的な猛暑になる可能性が 61%の確率であると予測しています。
暑さが厳しく、さらに長引くという事は家の冷房にかかる費用がさらに増えることを意味します。この夏の冷房コストが 10 年ぶりの高値に達すると予測されています。ケンタッキー、テネシー、アラバマ、ミシシッピ州の人々は、例年より10 %以上高い光熱費になると試算されています。