新型コロナウイルスのパンデミックが始まって2年半以上。最近は、現状を「収束」と呼べるのかが議論になるなど深刻さは薄れ、多くの場合コロナ前の生活を取り戻しつつあります。
一方で、今年はサル痘、ポリオといった感染症のニュースが続発。サル痘は109の国と地域で感染者が確認されています。ワクチンや治療法の確立もあり、少し前まではあまり身近な脅威ではなかった感染症ですが、専門家の中からは、気候変動などにより、感染症の地域的、そして世界的な流行が増加する、との懸念の声も出ています。
今後も感染症の脅威は続くのでしょうか?ペンシルベニア大学の免疫学科チェアマンで医師の上林拓准教授に、新型コロナを含めた感染症の今後や免疫力を高めて感染症から身を守るために大切なことなどを教えてもらいます。