新型コロナの感染者数が減少傾向にあるアメリカ。ニューヨークでは、7月1日に経済活動の全面再開を目指す方針が打ち出されていましたが、アンドリュー・クオモ州知事がそれを大幅に前倒し、隣接するニュージャージー州、コネティカット州と共に今月19日から収容人数制限の大部分を解除すると発表しています。
ニューヨークの街で意見を聞いてみると、今月に早まった大規模再開を歓迎する声が過半数。しかし、アメリカの約半分の州で感染が再拡大していたのは4月上旬で、ニューヨーク州も3月下旬には新規感染者数が急増していました。減少に転じてわずか1ヵ月あまりでのこの再開ムードに不安はないのでしょうか?アメリカで順調に進んでいたワクチン接種のペースが最近は落ちていると伝えられていますが、それによって考えられる影響は?
米国日本人医師会会長の柳澤ロバート貴裕医師に、現在のアメリカの感染状況や、急速に高まる再開ムードに感染再拡大の懸念は無いか、また、ワクチンの効果や安全性についても話を聞きました。