8日(月曜日)、フロリダ州にあるトランプ前大統領の邸宅を、FBI、連邦捜査局が家宅捜索したことについて共和党の議員などが抗議の声をあげています。フロリダ州パームビーチの自宅「マールアラーゴ」に対するFBIの家宅捜索は、トランプ氏自身が8日夜にソーシャルメディアで公表。
突然の強制捜査は、「恐ろしい出来事」で 「組織的、計画的な攻撃」だと述べました。
今回の家宅捜索について、トランプ氏のシークレットサービスに連絡が入ったのがFBIが邸宅に入る45分前でしたが、
マールアラーゴの関係者には知らされなかったということです。
トランプ氏は当時在宅しておらず次男のエリック氏から連絡を受けたとされています。
トランプ氏は政府の機密書類をホワイトハウスから持ち出しマールアラーゴで保管していたという疑いがもたれています。
このFBIの行動に対して、トランプ氏を支持する共和党議員は、政府からの圧力があったとし、反発を強めています。
サウスカロライナ州共和党グラハム上院議員
「誰しもが法律の下にいるが、法律を超える政治があってはならない」
この批判に対し、ジャンピエール・ホワイトハウス報道官は
「大統領はこの捜査について報告を受けていません。ホワイトハウスでも事前には何も聞かされていません」
トランプ氏はこの日ニューヨークの自身の所有するトランプタワーに滞在しておりSNS以外では、公式に会見などは行っていません。
10日水曜日、トランプ氏は一族で経営する「トランプ・オーガニゼーション」の不正取引を巡る捜査で
ニューヨーク州司法長官の事務所に召喚されましたが、フィフスと呼ばれる黙秘権を定めた憲法修正第五条を行使し
司法長官のの質問に答えることを拒否しました。