ニューヨーク市の保育所で幼児4人が合成オピオイドの中毒症状で病院に運ばれ1人が死亡しました。保育所を運営していた女が殺人や過失致死などの容疑で逮捕されました。
15日(金曜日)ニューヨーク州市、ブロンクス地区の保育所で生後8ヶ月から2歳の幼児4人が合成オピオイド中毒症状で病院に運ばれ1人が死亡3人はオピオイド中毒の処方薬が投与され一命を取り留めました。
検察によると、保育所を運営するグレイ・メンデズ(36:スーパー)と親戚のカーリスト・アセベド・ブリト(41:スーパー)が子供たちがお昼寝に使うプレイマットの上に合成オピオイド、フェンタニル1キロを保管していたということです。
服用すれば大人およそ50万人分の致死量でそのほかにも麻薬を販売用に梱包するための機具が現場から押収されています。
メンデズ容疑者は救急車を呼ぶ前に電話を3本かけていて、また夫との間のテキストメッセージを大量に削除するなど、証拠隠滅を図ったとみられています。
また、防犯カメラにはメンデズ容疑者の夫が、荷物が詰まった買い物袋を2つ保育所の裏道から運び出しているのが映っていたということです。ニューヨーク南地区ダミアン・ウィリアムズ連邦検事:「その間、急性フェンタニル中毒の症状に犯された赤ちゃんは一刻を争う治療を必要としていました。」
1歳のニコラスくんが病院で死亡が確認されました。
ニコラスくんはこの保育所に入ったばかりで遺族は悲しみをあらわにしています。現在、警察はメンデズ容疑者の夫の行方を追っていると言います。
この保育所は今年1月に開業し、9月の初めには施設の抜き打ち査察があり合格して再認証されたばかりです。
しかし保育所の査察では麻薬検査はしておらず査察を強化する必要があるという声も出始めています。