日本最大級の菓子の祭典・全国菓子大博覧会で 名誉総裁賞を受賞した 和菓子のアートがニューヨークで披露されています。
和洋菓子の製造販売を行う源吉兆庵は 「ニューヨーク フィフスアベニュー店」で あさひかわ菓子博・工芸菓子部門で 最高賞となる名誉総裁賞を受賞した 『花美麗鳥(かびれいちょう)』を展示しています。
この作品は牡丹の花が咲き誇る中、 つがいの孔雀が立ち止まっている様子を 風情豊かに表現したものです。 孔雀は7,300 個、牡丹には2,600 個の パーツが使われているということです。 源吉兆庵の和菓子職人4人が構想から 1年をかけて制作しました。
工芸菓子と呼ばれるこのお菓子のアートは、 白あんや砂糖、米粉など 菓子に使われる材料を使って 四季の風景や花鳥風月を表現した観賞用のアート作品です。 江戸時代に大奥で愛された献上菓子が起源とも言われています。 同社では四年に一度開催される全国菓子博で 過去に3度、賞を受賞しています。
この展示にあたり日本から作品を航空輸送。 壊れないよう丁寧に梱包された荷物の総量はなんと400キロ、 ダンボール箱30個以上で運ばれました。
岡山市に本社を置く源吉兆庵グループは アメリカにある14店舗を含め、 世界で31店舗を展開。 日本国内に加え、海外での販売にも力を入れています。
『花美麗⿃』は来年の1⽉下旬まで展⽰されるということです。