7日朝、ニューヨークのポートオーソリティーのバスターミナルにはおよそ40人の移民が乗ったバスが到着しました。(10秒)
これは、メキシコと国境を接するテキサス州のアボット知事が、政府の移民対策に抗議するため国境を超えて流入してくる移民をバスでニューヨーク市やワシントンDCなどに移送すると宣言したことにはじまりました。
ニューヨークへは、5日(金曜日)と7日(日曜日)にそれぞれバス1台ずつ合計70人近くの移民を送り込みました。(12秒)
アダムズNY市長は自らバスターミナルに赴き到着した移民たちを歓迎しました。
「テキサス州知事は移民に対して、なんのサービスもなくバスに乗せ、非常に心ない態度だ」
ニューヨークのタクシー運転手組合は到着した移民に、市内のシェルターまで無料で送迎するなどのサービスを行いました。(14秒)
会見でアダムズ市長は、送られてきた移民の中には本人の意思に反してニューヨークに送られた人もいるとしてアボット州知事を痛烈に批判しました。
10日(水曜日)には さらに移民を乗せた3台のバスが テキサスからニューヨーク市に到着しています。 アボット知事は今後も移民の移送を続けるとしていてニューヨーク市がどこまで対応できるかなどが 懸念されています。