ファストフードチェーンのマクドナルドで販売された特定の商品により食中毒が発生し、1人が死亡したと発表されました。報告では、アメリカの10州で49人の被害者が報告されています。に症例があったという事です。
22日火曜日、CDC・疾病対策センターは、ファストフード大手マクドナルドのハンバーガー、「クォーターパウンダー」が原因とみられる大腸菌感染症の発生が報告され、1人が死亡、少なくとも49人に感染した、と公表しました。このうち10人が入院しており、その中には子供も1人含まれます。
テレサ・マレー氏・公共利益研究グループ
「クォーターパウンダーに使われている玉ねぎが原因と考えられています。唯一クォーターパウンダーがこの特定の玉ねぎを使い調理されています」
最も多い27件の症例が出たコロラド州では高齢者が死亡しています。
ジョー・アーリンガー・米国マクドナルド社長
「クォーターパウンダーに使用される玉ねぎを、店舗から撤去する措置を講じました。また、クォーターパウンダーを特定の州の店舗のメニューから一時的になくします」
CDCによりますと、食中毒は腸管出血性大腸菌O157によるもので、その症状は、発熱、胃けいれん、下痢、嘔吐などで、稀に死に至る事もあります。
テレサ・マレー氏・公共利益研究グループ
「マクドナルドのような大手ファストフードで、このような事態が何週間も公にされずに続いていたというのは問題です」
全米では食品感染の事例が他にも発生していてスーパーなどで流通する食品がリコールされています。食肉加工卸業の「ブルースパック」では、リステリア菌汚染の懸念から生産した肉製品およそ550万キロがリコールの対象となっていて、その商品は一般のレストランや学校給食にも使用され、大手のスーパーなどではさまざまなブランド名で販売されています。ハムなどの食肉加工メーカー「ボアズヘッド」の商品では、このリステリア菌の流行により、今年に入って10人が死亡しています。専門家は、消費者側がリコールの情報を得ることが重要だと言います。
テレサ・マレー氏・公共利益研究グループ
「菌汚染は主に野菜の調理されていないもの、例えばチーズ、果物、生野菜に発生します。または、精肉などを加工する食料品店の(サンドイッチようの)ハム、惣菜やサラダなどの場合もあります」
アメリカで販売される食品などのリコール情報は、USDA・アメリカ農務省のホームページで確認できます。